〇 14
日常では決してみることができない
私が知ることができない
あの子がみることができない
入りこめない
複雑で多量な意識
〇 13
もっと深く
もっともっと深く
あなたのことが知りたい
苦しみや苛立ち
愛するものや手放せないものの話がしたい
あなたを癒したい
〇 12
内に深く入っているとこのせかいというものはとても暴力的で刺激が強い
心はとても繊細で、何も知らないという顔をしている
私がおもう真の魂の住処は花と緑、澄んだ水
天使たちの姿だ
還りたくなるのはいつもそんな場所だ
〇 11
なにか
大切なことを
とても重要なことを
ここにいるのは本当の私じゃない
今の私は本当の私じゃない
死んでいるようなものだ
じゃあ、あなたは一体誰なの?
あなたは、あなたの世界で生きたらいい
人に合わせる必要などない
誰に非難されようと
嫌われようと
でも、すごく怖いの
すごく、怖いの
○ 10
やはり、想像は体験を越えられない
豊かな交わりあいが私達を満たしてくれる
弱さも美しさも交差する人の世
泣きながら、生を感ずる人間
“ANJYU
○ 9
I am love.
You are love.
“ANJYU
○ 8
会いたくて会いたくて
どうしようもなくなる時がある
会いたい けれど、もうこの先会うことはないのだろうという人が年を重ねるごとに増えていく。
ねばっこく染み付いて離れない影に
私を明け渡してしまわないように
「俺なんかより、自分を愛してくれ」と
囁く声に
射抜かれて溶けてしまいそうになる身体を
優しく抱きしめた
“ANJYU